調布・京王多摩川で暮らす上で本当に大切なこと、契約書には書かれない街の「重要事項(ジュウセツ)」を、そこに住む人・働く人の声を通じて紐解いていくラジオ『まちのジュウセツラジオ』。
第3回のゲストは、調布のみならず全国各地で「まち」を面白くする活動を展開されている、合同会社パッチワークスの唐品知浩(からしな ともひろ)さんです。
今回は「まちを面白くする」をテーマに、唐品さんが長年調布エリアで仕掛けてきたユニークなイベントや、人が自然と集まるコミュニティづくりの裏側について、実に様々なトークが交わされました。
1. 街を面白くする「3つの顔」と、活動の原点
番組前半では、唐品さんの現在の活動や、その原点について伺いました。唐品さんは現在、別荘の不動産ポータルサイトの運営、合同会社パッチワークスでのイベント企画、そして個人としての「面白がる会」の主宰など、主に3つの柱で仕事をされています。
京王多摩川に住み始めて約20年になるという唐品さんですが、その活動のキッカケは、自身の子育て環境への想いだったと語ります。
「引っ越してきた当時の駅前はスーパーが2つあるくらいで、正直『あんまりだな』と感じていたんです。でも、自分の子どもたちが将来『この街に住んでよかった』と思えるようにしたいなと。だったら自分で街を面白くする活動を始めようと思ったのがキッカケですね」(唐品さん)
この「自分たちで面白くしよう」という想いが、現在の多彩なプロジェクトへとつながる原点となっています。
2. 子連れでも気兼ねなく!お父さんたちの想いから生まれた「ねぶくろシネマ」
唐品さんが地元の父親たちと立ち上げた「合同会社パッチワークス」では、街の風景を変えるようなユニークなイベントを次々と企画しています。その代表例が、調布から全国へと広がった野外映画イベント「ねぶくろシネマ」です。

この大人気イベントも、実は「子育て中の父親たちのリアルな悩み」から生まれました。
「小さな子どもがいると、泣き声や話し声が気になって、なかなか映画館に行けないじゃないですか。だったら、声を出しても寝転がってもいい、外で気兼ねなく映画を観られる空間を自分たちで作ればいいんじゃないかと思ったんです」(唐品さん)
調布の橋脚下という、普段は通り過ぎるだけの場所からスタートしたこの企画。「子どもが泣いてもお互い様」という温かいコンセプトは多くの共感を呼び、今では全国各地の公園や、使われなくなった場所のポテンシャルを引き出すイベントとして大きな広がりを見せています。
3. 結果を急がない。無責任にアイデアを出し合う「面白がる会」
個人活動として主宰している「面白がる会」は、街や企業の課題についてお酒を飲みながらラフにアイデアを出し合うブレスト会議です。ここで唐品さんが大切にしているのは「結果を求めない」というスタンスです。
「日本の会議って、『結果を出さなきゃ』って真面目に考えすぎて硬くなってしまうことが多いじゃないですか。だから飲み会みたいなゆるい空気の中で、『実現しなくてもいいから、無責任にアイデアを出そう』って言うんです。そうすると、結果的に『それ、いつかやりたいね』っていう自然なモチベーションが生まれるんですよね」(唐品さん)
結果を急がず、まずは純粋に「面白がる」こと。それが新しい発想を生み出す秘訣のようです。
4. 参加人数は「3人」でもいい。持続するコミュニティの秘訣
番組の後半では、コミュニティを長続きさせる秘訣について話題が及びました。
唐品さんが手掛ける「スナック部室」では、「ゆる映画部」や「高年期女子部」など多様な部活動が立ち上がり、年間50〜60回ものイベントが開催されています。これだけ多くのイベントを回せる秘訣は、「すべて部長に任せること」と「ハードルを下げること」だそうです。
「イベントをやる時、『絶対に50人集めよう!』って意気込んじゃうと、主催者側が疲弊しちゃうんですよね。だから、『3人でも来てくれたら大成功』ってハードルを思い切り下げるんです。人数にこだわらないことで、主催者も参加者も無理なく楽しく続けられるんですよ」(唐品さん)
等身大のゆるさが、持続可能なコミュニティを育む土壌になっています。

5. 街に「知り合い」を増やすための巻き込み方
唐品さんは、住んでいる街への愛着を深めるためには「知り合いが増えること」が重要だと語ります。スナック部室のように、職業に関係なく好きなテーマで集まれる場所があると、自然と人間関係が構築され、街を歩くのが楽しくなると言います。
さらに、人を巻き込む際のちょっとした工夫についても教えてくれました。
「『完成された綺麗なイベント』にお客さんとして呼ぶよりも、屋台づくりみたいに『ゼロから一緒に作る過程』から参加してもらった方が、絶対に面白いし、仲良くなれるんです。プロだけでなく、素人も交えて一緒に作るのがコツですね」(唐品さん)
ゼロから街に関わり、無理のない範囲で面白がる。そんな唐品さんのスタンスは、これからの京王多摩川の街づくりにおいても、住民同士がゆるやかにつながるための大きなヒントになりそうです。
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記事には書ききれなかった唐品さんの熱い想いや、街を面白くする数々のエピソード、ゆるくつながるコミュニティづくりのディープなトークは、ぜひPodcast本編でお楽しみください。これから京王多摩川に住む方にとって、街との新しい関わり方のヒントが見つかる必聴のエピソードです!
Vol.3:テーマは「面白がる」!?まちづくりの仕掛け人・パッチワークス唐品さんが語る、ゆるくつながるコミュニティの育て方
次回の『まちのジュウセツラジオ』も、京王多摩川で面白い活動をしているキーマンをお呼びして、契約書には載らないディープな話をお届けします。お楽しみに!
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