調布・京王多摩川で暮らす上で本当に大切なこと、契約書には書かれない街の「重要事項(ジュウセツ)」を、そこに住む人・働く人の声を通じて紐解いていくラジオ『まちのジュウセツラジオ』。

第5回のゲストは、京王多摩川にお住まいで、3人の男の子を育てながらアクティブに地域活動をされている河西志保子(かさい・しほこ)さんです。
本記事では、「調布市100人カイギ」の運営をはじめ多岐にわたる活動の原動力や、活動を通して芽生えた「地元愛」などについて語っていただいたラジオ本編のトーク内容をダイジェストでレポートします!

新天地・京王多摩川での子育てと、壮絶な送迎ライフ

河西さんは現在、京王多摩川駅周辺で小学3年生、幼稚園年中、そして2歳という3人の男の子を育てながら、地域の様々なイベントを主催・運営されています。 驚かされるのは、そのパワフルな日常です。上のお子さんは地元の小学校に通っていますが、真ん中のお子さんは市を跨いだ幼稚園へ、そして一番下のお子さんはまた別の保育園へと通っており、毎朝の送迎はまさに時間との戦い。

「毎朝、下2人を自転車に乗せて京王多摩川駅前の広場まで行き、幼稚園の送迎バスを見送った後、そのまま別の園へと向かっています。本当に毎日送迎祭りです(笑)」(河西さん)

もともとはご夫婦で杉並区にお住まいだった河西さん。子育てのことなども考えて家を探すタイミングで、現在の京王多摩川に移住を決意しました。
「主人の新築のマンションというこだわりの中、気に入った物件を見つけたことと、個人的に大学時代に通学路として調布エリアになじみがあったこともあり、辿り着いたのが京王多摩川でした。今ではこの街に住んで10年近くになります」(河西さん)

「京王多摩川ハモンズ」マンションギャラリーで話す京王電鉄田中(右)と河西さん(左)

復職への葛藤から見つけた、「私が楽しむ」という軸

かつては旅行会社に16年ほど在籍していた河西さん。しかし、度重なる産休・育休を経て本格的な復職を考えた際、「本当に自分が心から楽しいと思えることを仕事にしたい」と強く思うようになったと言います。

そんな河西さんが育休中にSNSで見つけ、直感的に惹かれたのが、子どもたちが小麦粉絵の具などを使って思い切り汚れながら遊ぶ「無制限あそび」でした。すぐに認定講師の資格を取得し、ご自身でもイベントを立ち上げます。しかし、活動を重ねるにつれて、ある「想い」の変化があったと言います。

「最初は自分が楽しい、ワクワクするイベントをやりたいという想いからスタートしました。でも、活動を続けていくうちに、自分自身の意識が『ママたちの気持ち』にフォーカスしていることに気づいたんです。家では汚れるからと『やっちゃダメ』と言わざるを得ない遊びを、ここなら一切言わずに思い切りさせてあげられる。それはママたちのリフレッシュになり、我が子を愛でられる大切な時間になります。ママたちが自分の好きなことを我慢せず、お互いに助け合えるような活動を広げていくことで、もっとママたちが幸せになれる。今ではそんなママたちを応援したいという想いも、活動の大きな原動力になっています」(河西さん)

ルールは“想いを語る”こと。「調布市100人カイギ」の熱量

「無制限あそび」を皮切りに活動の幅を広げていった河西さんが、現在特に力を入れているのが「調布市100人カイギ」の運営です。

「100人カイギ」とは、街で想いを持って活動する5人のゲストが毎回10分間ずつスピーチを行い、計100人が登壇した時点(全20回)で解散するというユニークなルールのコミュニティイベント。全国各地で開催されているこのイベントの調布市版において、河西さんはキュレーター(主催者)のひとりとして、ゲストの選定から企画運営までを一手に担っています。

「100人カイギの重要なシステムとして『自薦はできない』というルールがあります。推薦者がいて初めて登壇できる仕組みなんです。これによって、イベントが単なる事業のPRや宣伝の場に偏るのを防ぎ、登壇者の人生やストーリー、純粋な『想い』そのものを語ってもらう熱量のある場が維持されています」(河西さん)

「京王多摩川ハモンズ」マンションギャラリー内のitonami #studioにて開催された第8回目の様子

※当日のレポートはこちらからご覧いただけます。

活動を通して芽生えた地元愛と、これからの「けーたま」

自身の直感と「楽しさ」に従って活動の幅を広げてきた河西さん。こうした活動を始めてからの約3年間で、ご自身の心境にも大きな変化があったと語ります。

「私自身、生まれ育った地元に20数年住んでいたのですが、当時は地元の友達も全然いなくて地域との関わりが全くありませんでした。『地元愛』という感情自体がよく分からなかったんです。でも、現在の京王多摩川で自ら動き、地域活動を始めてたった3年の今、当時とは比べものにならないほど多くの地域の方々と知り合い、この街が本当に大好きになりました。20数年住んだ地域では芽生えなかった深い地元愛が、たった3年で芽生えたんです(笑)」(河西さん)

その地元愛は、お子さんたちにもしっかりと伝わっています。地域のお祭りやイベントに一緒に参加し、知り合いに声を掛け合う中で、学校や幼稚園の枠を超えて地域のお友達がたくさんでき、子どもたちも自分たちが住む街を好きになっているのを肌で感じているそうです。

現在、駅前開発が進む京王多摩川ですが、河西さんはこれからの街への期待を次のように語ってくれました。
「街が新しく開発されていくのはもちろん楽しみですが、完成されたものをただ受け取るだけでなく、そこに住む私たち自身が『街を自分ごとにできる』余白があることがいいなと思っています。自分たちで街の面白さを作っていく。そんな風に街に関わる仲間がもっと増えたら嬉しいし、私も自分の特技を活かしてきっかけづくりをしていきたいと感じます。」(河西さん)

▼『まちのジュウセツラジオ』Vol.5 本編のご視聴はこちら!

記事ではご紹介しきれなかった、河西さんが地域活動を始めるに至ったリアルな葛藤や、3人の子育てと活動を両立させる奮闘記、そして今後仕掛けていきたい新たな企みなどは、ぜひPodcast本編でお楽しみください。
「自分が楽しむ」ことから始まる、ゆるやかで熱いコミュニティづくりのヒントが詰まった必聴のエピソードです!

Vol.5: 偶然の出会いから芽生えた“調布愛”と、みんなで紡ぐまちの未来
https://open.spotify.com/episode/4nrwi1WyraOBKrBFEVekDb?si=U64kBkXxS3277KSi1e91lA

次回の『まちのジュウセツラジオ』も、京王多摩川で面白い活動をしているキーマンをお呼びして、契約書には載らないディープな話をお届けします。お楽しみに!

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